変換器の出力ひずみ表示と、電圧表示との関係
変換器の出力表示は以下の二つによって表します。
・ひずみ量(×10-6STRAIN)
・ブリッジに印加電圧1Vを加えた時の出力電圧(μV/VまたはmV/V)
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両者には、ブリッジの出力電圧の式により次式の関係があります。 |
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K |
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ひずみゲージのゲージ率 |
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E |
: |
ブリッジ印加電圧 |
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e |
: |
ブリッジの出力電圧 |
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ε |
: |
ひずみ |
ここで、(式3)に、ひずみゲージのゲージ率 K=2、ブリッジ印加電圧 E=1(V)とすると
(式 4)のようにひずみ出力とブリッジの出力電圧の間には常に2倍の関係があります。 |
ここでもう一度(式3)を用い、ひずみゲージのゲージ率 K=2の場合のひずみ量を求めてみます。
ひずみゲージのゲージ率 K=2、ブリッジ印加電圧 E=1(V)、ブリッジ出力電圧 e=1(mV)の場合
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となり、 |
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1 mV/V
= 2000×10-6
STRAIN (ひずみ) |
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2 mV/V
= 4000×10-6
STRAIN (ひずみ) |
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などとなり簡単に云いますと、出力電圧(mV/V)とひずみ量(STARIN)の関係は2000倍の関係 |
にあります。 |
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